クリップ缶バッチの価格(製作料金)を比較してみる
クリップの缶バッチはダイキでもその他の海外製でも扱っているためこちらも比較してみようと思います。クリップタイプの缶バッジの使用が想定されるのは子共を中心としたイベント、販売部門における販売促進キャンペーン、工場や社内の品質向上運動や啓蒙運動などでしょうか。こうした活動の中で通常の缶バッチでは衣服に穴が開いたり、付け外しの時に服の生地を傷めてしまったりなどしてしまいます。クリップは服の生地を挟むだけですから生地を傷める心配はなさそうですね。海外製のダブルフックの缶バッチを販売しているサイトでは子供向けの場合はこのクリップタイプを奨めているようです。安全ピンを上手く使うことができない子供にはクリップだけで十分ではないかとも考えます。
クリップタイプの場合はどのサイズが一番売れているのか各サイトを見てみると54ミリ(ダイキ)、57ミリ(海外製)が一番売れているようですのでこのサイズで比較してみることにしましょう。
(調査は2013年1月実施。料金表の「非」は非公開。他社との一般的な納期と合わせるためセカンドプレス、6セントプレスは特急料金があるので特急3割増しの料金、ZEAMIARTは特急料金があるので特急2割増しの料金、小数点以下は切り捨てで計算。他社は特急料金なし。)
缶バッチ業者各社の料金(価格)一覧 クリップ缶バッチの場合
缶バッジ製作会社の名前と製作料金単価の比較 クリップ缶バッチ | ||||||
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社名/個数 | 100 | 300 | 500 | 1000 | 3000 | 5000 |
セカンドプレス | 140円 | 127円 | 117円 | 107円 | 非 | 非 |
缶バッジファクトリー | 120円 | 83円 | 81円 | 79円 | 78円 | 77円 |
REALIZE | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
缶バッジ製作屋 | 120円 | 83円 | 81円 | 79円 | 78円 | 77円 |
ZEAMIART | 113円 | 113円 | 113円 | 112円 | 111円 | 108円 |
6セントプレス | 123円 | 117円 | 110円 | 106円 | 非 | 非 |
缶バッジ夢 | 無 | 150円 | 140円 | 130円 | 120円 | 非 |
缶タロウ | 210円 | 190円 | 非 | 非 | 非 | 非 |
ばっちグー! | 215円 | 185円 | 非 | 非 | 非 | 非 |
缶バッジ製作工場 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
缶バッジ工房 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
100個ならZEAMIART、300個以上なら缶バッジファクトリー、缶バッジ製作屋
価格表を良く見ていると通常の缶バッジの製作料金にプラス数十円という分かりやすい価格設定をしているところが多く、マグネットタイプの缶バッチと同じような価格帯になっていました。その中で100個までの小ロットならZEAMIARTが一番安かったです。逆に300個以上になると缶バッジファクトリー、缶バッジ製作屋が一番安いという結果がでました。こちらも数量によって業者を使い分けるという選択が一番のようですね。
マシンの仕様によって価格も大きく変わる
こうして見ていると、ダイキ製のマシンを使っている業者は100個で200円台、海外製のマシンを使っている業者は100円台と、単価で100円の開きがありました。100個作ると1000円違います。ダイキ製のマシンを使っているところは価格が高いという印象がありました。これはパーツも高いので仕方がないことでしょうが、クリップタイプの場合は表も裏もダイキ製であろうが海外製であろうがほとんど変わりません。ということは完全に価格優先ということになってくるのでしょうか。クリップタイプを扱う業者においては100円台の価格設定が望まれるのではないかと思います。