実際に32ミリの缶バッチの価格(製作料金)を比較してみる
それでは実際に価格(作成料金)を比較してみましょう。
会社やお店によって使用しているパーツやマシンが違うのでその辺もよくみていきたいと思います。 まず一番良く出ると業者の方々が言っているダブルフックの32ミリのサイズと安全ピンの31ミリのサイズで比較してみようと思います。(調査は2013年1月実施。料金表の「非」は非公開。他社との一般的な納期と合わせるためセカンドプレス、6セントプレスは特急料金があるので特急3割増しの料金、ZEAMIARTは特急料金があるので特急2割増しの料金、小数点以下は切り捨てで計算。他社は特急料金なし。)
缶バッチ業者各社の料金(価格)一覧 32ミリダブルフックの場合
缶バッジ製作会社の名前と製作料金単価の比較 32ミリダブルフックピンの場合 | ||||||
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社名/個数 | 100 | 300 | 500 | 1000 | 3000 | 5000 |
セカンドプレス | 63円 | 62円 | 57円 | 53円 | 非 | 非 |
缶バッジファクトリー | 80円 | 43円 | 41円 | 39円 | 38円 | 37円 |
缶バッジ製作屋 | 80円 | 43円 | 41円 | 39円 | 38円 | 37円 |
ZEAMIART | 63円 | 63円 | 63円 | 62円 | 61円 | 58円 |
6セントプレス | 55円 | 49円 | 44円 | 41円 | 非 | 非 |
100個までは6セントプレス、500個以上は缶バッジファクトリー、缶バッジ製作屋
このようにしてみると一目瞭然ですね。100個までの価格は6セントプレスが一番安かったです。ところが500個以上になると缶バッジファクトリーと缶バッチ製作屋が一番安いという結果になりました。個人や小さなグループだと100個までが製作個数の範囲かと思います。販促やノベルティなどの大量ロットの場合は缶バッジ製作業者を選んで購入した方が良さそうです。特にベタ付のノベルティなどの場合は価格が安いに越したことはないので安全ピンよりもダブルフックピンを選ぶでしょうし、その中で安い業者を選ぶということになるかと思います。
特急料金などの急ぎの割り増料金に注意
価格表を見ていると、「急ぎの場合は割り増し」というのが気にかかりました。これは急ぎで短納期で仕上げるための割増料金ということですが、価格を分かりにくくしているもとでもあり計算するのにちょっと苦労しました。他社もそうなのかと思い価格表やサイト内の隅々を見て回りましたが、「特急料金はいただきません」と謳っていたのは缶バッジファクトリーと缶バッジ製作屋だけでした。他のサイトで見積もりを頼む時は急ぎの場合で特急料金がかかるのか質問した方がいいですね。
缶バッチ業者各社の料金一覧 31ミリ安全ピンの場合
缶バッジ製作会社の名前と製作料金単価の比較 31ミリ安全ピンの場合 | ||||||
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社名/個数 | 100 | 300 | 500 | 1000 | 3000 | 5000 |
ばっちグー! | 175円 | 145円 | 非 | 非 | 非 | 非 |
缶バッジ夢 | 110円 | 95円 | 85円 | 75円 | 非 | 非 |
缶バッジ工房 | 100円 | 110円 | 非 | 非 | 非 | 非 |
缶バッジ製作工場 | 120円 | 110円 | 95円 | 90円 | 非 | 非 |
缶タロウ | 175円 | 145円 | 非 | 非 | 非 | 非 |
小ロット専門業者が多い中での価格競争か?
各業者のサイトを見ていますと小ロット1個~300個位までの比較的小ロットの業者が多いようです。海外製の缶バッチマシンではコンプレッサーを使った自動型のものが出ているので大量ロットでも大丈夫かもしれませんが、ダイキ社のマシンとパーツを使っているところですとあまり大量のロットは苦手かもしれません。数千個単位の大量注文場合は中国で作らせるような注文の受け方なのでしょうか。安全ピンタイプの中では100個までは缶バッジ工房、それ以上になると缶バッジ夢が一番安たっかです。子供などが使うからどうしても安全ピンでないとダメという方は、こちらの業者を選択するしかないので仕方ないですね。企業などの大量ロットを発注する場合はやはりダブルフックという選択になるでしょう。安全ピンの場合は機械もパーツも高いのでまだ市場も形成される途中なのでしょうか。今後を大いに期待したいところです。
目的に合った業者の使い分けが必要か?
缶バッチのパーツの大きな特徴は安全ピンか安全ピンタイプのダブルフックなのかということですので、それぞれの目的に合わせて業者を使いわけるということが必要なのではないでしょうか。どうしても安全ピンでないとダメなのか、ダブルフックでもいいから安い方がいいのかなどでしょうか。ただし安全ピンだから安全ということではないというように書いてある業者もありましたし、それは確かにそうです。結局、どちらも針のようにとがったピンだから扱い方には十分気を付ける必要がありますね。その上で缶バッチという文化を楽しみたいですね。